第71回「僕はたぶん楽天主義者」

さて、『俺達の世界わ終っている。』のセールも終わったし、

そろそろ『新世界プロジェクト2』も真面目にやらなくちゃだよなー、

と思っている今日この頃。

(まぁ、オレオワのセール中に僕の作業があるわけじゃないけど)

 

新世界プロジェクト2では、大体こんなキャラが登場するっていうのは決まっているけど、

これから本格的にプロットやシナリオを書いていくうちに、

いろいろ変わっていくのだろうなぁ、とは思っています。

 

僕の作り方として、実際にプロット(というかシナリオ)を書きながら、

キャラクターが見えてくるという作り方なので、最初からキャラクターの

細かいバックグラウンドなどはあまり考えないのですね。

 

オレオワの時も、アサノやユウノの境遇だったり、七罪の過去の話とか、

そもそも、最終章で語られる『あの方』をめぐる様々な出来事なんて、

そのシーンを書くまでちゃんと決めてなかったくらいですからね。

(いい加減に決めてください! と、何度、当時の相方に怒られたことか……)

 

ただ、それでも自然とああいう展開になったというのは、

あのキャラクター達だからこその『必然』ではあるのです。

(決して計画性がない言い訳ではない!)

 

じゃ、何を取っ掛かりにプロットやシナリオを書くのか? というと、

キャラクターの性格(性質)だったり、集団の中での役割だったり、

普段どういった言動をするのか、という表面的な情報が頼りになります。

まずはこの部分を作り込んで行きます。

 

要するに、実際の人間関係と同じです。

実際に自分の周りにいる人たちとの付き合いって、

最初はうわべだけの情報しか分からないけど、

付き合っていくにつれて徐々にその人のことが分かっていきますよね?

 

それと同じことをプロット作りで行います。

とりあえず『キャラクターの原型』をシチュエーションに放り込んで、

彼らがどう動くかを僕自身も手探りで紐解いていく感じです。

 

だから、僕のプロットって第1稿や第2稿は、基本的に他のスタッフには公開されません。

だってプロットと言いつつキャラクターを掘り下げている作業なので、

本当に手探り状態だし、場合によっては面白くない事もあるので。

(最終的に面白くない場合も……いや、そんなハズはない!)

 

で、プロットを書く取っ掛かりとなるキャラクターの表面的な情報……

それが、キャラの『属性』です。

 

『変態』とか『中二』とか『混沌』とか、そんなやつです。

オレオワはかなりベタでステレオタイプのチョイスだという感想も頂きましたが、

そもそも僕は変にトリッキーなキャラを作りたいわけでもないので、

ある程度『自分的に心地いい』という感覚を重視しようと思っています。

 

ただ、今回も同じ漢字2文字シリーズっていうのも芸がないので、

新世界プロジェクト2のキャラクター属性のコンセプトは、

 

『〇〇主義者』です!

 

別に『社会主義者』とか『差別主義者』とか、そんな重いものにする気はないのですけど、

調べてみると結構色々な『〇〇主義者』って言葉があるんですね。

 

なんとなく見えているキャラクター像にそれらを当てはめていく作業です。

 

自作の『○○主義者』リスト。
色がついている部分が使用する予定だけど、まだ変わるかも。
英語表記もあるからキャラのプロフィールにも使えて一石二鳥!

 

あ、コイツは『浪漫主義者』だな、とか。

この子は『完璧主義者』だろ、とか。

主人公はどう考えても『現実主義者』しかないな。

という感じでキャラクターに『一本の芯』を作るわけです。

そうすると不思議と、彼らの言動が徐々に見えてくる様な錯覚が……

 

いや、錯覚じゃない! 見えてきたぞ! たぶん! きっと!

そんな僕は『楽天主義者』ですかね?

 

っていうか、結局は漢字2文字じゃん!

後ろに『主義者』ってついてるだけじゃん!

 

はい、そうです。でもこういうのはノリなので、それで良いんです。

 

ただ、このキャラクターの芯をしっかりと決めるっていうのは、

当たり前だけど大切な事で、これを怠るとキャラがブレまくりますからね。

 

だからこそ、オレオワでも尾張は最後まで『変態』を貫いてくれましたし、

そんな『変態』を貫く彼が、時々まともな事(というか普通のこと)を言うと、

ググッとキャラに深みが出るんじゃないかな、と思っています。

(深みが出てるとは言っていない)

 

ということで、僕も『ジャッジメントタイム(そろそろ本気を出す時間)』です。

(これ、たぶんこれから何度もいいます)

 

週末引きこもる為の食料もバッチリ。
粒あんパンあるのに、また買ってきちゃった。
アンコ最高。