第55回「俺達の9月が終っている。」

前回のブログで「もう、8月も終わりますね」なんて言っていたと思ったら、

あれ、もう暦は10月だし!

9月どこに行ったのよ!?

 

……っていうか、気が付けば、半袖&短パン&ビーチサンダルで街を歩いているのって

僕だけだし。

いつの間にかひとつ年を取っているし。

東京ゲームショウも終っているし。

コンビニでは肉まんを売っているし。

いったい何が起こったのか分からないよー。

と、軽いパニック状態の森田です。

 

電撃PlayStationさんに掲載されました! なんか、うれしい。テンション上がる!
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てな訳で、1カ月振りの更新となってしまったこのブログですが、

9月はオレオワのマスターアップに追われてほとんど身動きできない状態でした。

 

作って、組み込んで、チェックして、直して……(繰り返される無限ループ)

 

ADVゲームなので、主にスクリプトチームがせっせと演出をつけてくれて、

それなのに、森田のチェックが例によって遅くなって……

 

「森田、このタイミングでそんなこと言うの!? 殺す」

 

と思ったメンバーもいるかもしれませんが、なんとか乗り切りました!

乗り切ってくれました!

ボコられずに済みました!

 

開発の末期ともなると、アレもやりたいコレもやりたい、というフェーズから、

どこを重点的にやるべきか取捨選択しなければならない状況になってきますからね。

 

どうしたって、思っていること、やりたいことの全てを実現するなんてことは

不可能ですし。

だから「何を見せたいか」「何を表現したいか」という観点から、最善と思える選択を

していかなくちゃならないので、その辺がディレクターの役割になってきます。

(森田がうまくできたかは……神のみぞ知る)

 

でも、オレオワの場合は、最初から、キャラクターとストーリーを見せる!

と決めていましたから、どこに注力すべきかが分かりやすかったですね。

 

物語を盛り上げるために必要な要素なら、やっぱり手を抜けないですし。

だから、急きょ背景を追加したり、キャラクターの表情差分を増やしたり、

SEを追加したり、といったことをギリギリまでやってもらいました。

 

逆に、物語を読み進める上で、引っかかりとなってしまうような要素は、

せっかく作ってもらっても、使用しないという選択も必要だったりします。

 

例えば。

 

「あれ、今の音って何の音なの?」とか、

「今のカメラの動きって、なんの動きを表現しているの?」

 

と、遊んでいる人に一瞬でも考えさせてしまうと、たとえそれが

納得感やリアリティがあって「ああ、なるほどそういうことね!」と

理解してもらえる物だとしても、物語への没入感の妨げとなってしまうので、

それなら無い方が良いと僕は判断します。

 

まぁ、この辺りは作る人の感覚に依存するので、何が正解かは分かりませんが。

 

そんなこんなで調整して、テストプレイしたり、デバッグしたりで、

気が付けば10月になっていたという……

 

あ! あと、何が大変だったって……

とにかく、長いのです! オレオワ!

かなりのボリュームだと思います。

 

企画時に、3~40時間は楽しめる物を目指そうと気軽に考えていましたが、

実現してみると、それってかなりのボリュームです。

これで、シナリオのボリュームが物足りないと言われたら、ちょっと泣くかも。

 

そのくらいには仕上げているつもりなので、これからの秋の夜長にはピッタリですよ!

 

そしてただいま、オレオワのオープニングも公開中!

曲はくろくもさん&164さんによる「World End Heaven」です!

ノリノリでカッコいい曲なので、こちらもチェックしてください!

 

 

ソフトのパッケージと、予約特典となる ジャッジメント7会社案内風の小冊子(設定集)の印刷見本! どんな内容かは……お楽しみに!
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どんな内容かは……お楽しみに!