第54回「結城七罪は会社に棲んでいる」
もう、8月も終わりますね。
夏は終わりかけていますが、開発は相変わらず続いています。
オレオワの舞台は2017年の夏。
物語の季節を夏にするために、去年の夏、浅草や海に取材に行ってから早1年。
あぁ、1年なんてあっという間だなぁ。
今年も、特に夏を感じることもなかったのですが(毎年そうですが)、
作業しているモニターの中は夏真っ盛りです。
僕たちと違ってジャッジメント7の面々は、
バーベキューだ、海だ、デートだとなんだかんだと夏をエンジョイしていて、
嘘だ! こんな事あるわけない!
と自分で考えたシナリオで浮かれているキャラを呪ったりもしていましたが……
でも考えてみたら、外は暑いし、エアコンの効いた会社の中の方が快適だし、
そもそも人が多いところキライだし、会社、サイコー!
と、僕と同じようなことを考えているのが七罪さんです。
ちなみに「七罪」と書いて「ナツミ」と読みます(本名ではない)。
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【結城七罪】
毒舌で、世界の全てを憎み嘆いているような混沌とした少女。
ジャッジメント7のオフィスの一角に住み込んでおり、オフィスからほとんど出ない。
会社に引きこもるという、ニュースタイルのライフスタイル。
オフィスビルの一角をプライベート空間として借りるために毎月家賃を払っている。
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ああ。その気持ち、分かります。
どうせ毎日会社に来るのなら、住んじゃえばいいじゃないかと思いますもん。
まぁ、今のご時世、なかなかそうは出来ないですけどね。
なので、これはあくまでファンタジーです。
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【結城七罪】
中学生のころから独自のイラストを描き、ネットの画像投稿サイトなどに投稿。
画力は決して低くないが、クセの強いダークでゴシック調の絵柄を好み、
萌えや一般向けといったものにいっさいの興味を示さない我が道を行くタイプ。
その性格上、他人が作ったコンテンツに興味がないというスタイルを貫く。
(本当は好きなアニメやゲームも結構あるのだが、それを認めようとしない)
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ああ。この気持ちも分かります。
なんか、ゲームを作っていると他の人の作ったゲームを認めたくないという、
ひねくれた気持ちになります。
実際、自分が今作っている物がサイコー! と思えないと無理ですからね。この仕事。
そんな七罪さんは、ジャッジメント7の作るゲームのグラフィック全般を担当しています。
ジャッジメント7はひとりひとりが1つのパートを担当する、バンドのような編成。
でも、実際にゲームを作るとなったら、グラフィック担当が1人しかいないって、
ゲームの種類や規模にもよりますが、かなり大変だと思います……
あ、だから会社に住み込んで仕事しているのか!
さすがです!
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【結城七罪】
基本がダーク&ゴシック調の絵柄なので、ジャッジメント7のゲームも、
全体的に七罪のカラーとなってしまう。
イメージを変えるために作っていたカジュアル系ゲーム「楽園ぽろろっか」ですら、
当初のほのぼのとした牧場経営系のシミュレーションゲームというテーマから、
最終的には堕天使や魔神が運営する謎の「人間牧場」という題材に変えたほど。
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「楽園ぽろろっか」っていうのは、オレオワの本編にはほとんど関係のない、
ジャッジメント7がリリースしたゲーム第5弾になります。
ちなみに、オレオワの本編は、記念すべき第7弾となる「ワールドエンドヘヴン」という
ゲームの開発を開始するところから始まります!
ジャッジメント7が過去に作ったゲームは、オフィス内の背景に貼ってある
ポスターとかで見ることもできますので、
そういった小ネタも楽しんでもらえると良いなぁ……
と思いながら、開発は大詰めを迎えています。
ちなみに、今回紹介した七罪さんは現在はこんな感じ。
大西沙織さんのボイスも必聴です!