第26回「夜の浅草を往く」
背景の発注が大詰めを迎え、最後に残ったのが銭湯。
ジャッジメント7のメンバーが普段使う銭湯です。
銭湯に行くのが当たり前という基本設定が、なかなかにブラックな職場環境な気もするけど。
でも、まぁ、フィクションですから。
というか、メインキャラクター7人のうち3人が事務所に住んでいますからね。
そりゃ銭湯にも行きます(物語の舞台は夏だし)。
銭湯大好き(というか生活の一部)な僕としては、背景の資料作成にも気合が入るというもの。
今回モデルとなるのは「曙湯」さん。
実名使用の許可は頂いているのですが、銭湯という場所の性質上、営業中の店内の写真を撮るわけにはいかないので……
こりゃ風呂に浸かりに行くしかないなと、つくばエクスプレスで浅草へGOです!
愛用のお風呂カゴをぶら下げて、夜の浅草に到着!
観光客でまだ賑わっている六区から、ひさご通りを抜けて曙湯さんを目指します。
昼間には来ているけど、夜に来るのは今回が初めて。
だが、しかし! 今夜はめちゃくちゃ寒い!
しかも今回はいつもの取材の相棒がいないので、夜風が独り身に染みます。
っていうか、寒すぎだろ?
銭湯には靴を履いていかないという謎のポリシーに縛られて、裸足にサンダル履きで来たことを若干後悔しています。
この辺りは昔のレッドがあったエリアなので、何度か曙湯さんにも来ているはずなんですけど……
さすがに20年以上も前のことなので、記憶は皆無だなぁ。
曙湯さんに入ると、早速、スケッチ開始!
まずはお仕事タイムです。
写真が撮れないから紙にメモです。
他のお客さんからしてみたら、謎の銭湯マニアのような怪しい行動ですよね。
かなりの不審者だったかもしれません。
少なくとも、ゲームを作っているとは思われないだろうなぁ。
ネットで手に入る情報から、事前に内部構造を推測はしていたのですが、やっぱり実際に来てみると全然違いますね。
うん、やはり百聞は一見にしかず。
出不精な僕ですが、来てみて良かった(寒かったけど)。
何はともあれ、お仕事の後はお湯をいただいて、スッキリさっぱり、ポカポカです。
まぁ、またあの寒い中、駅まで歩いて電車に乗って会社に戻るので、どうせ体は冷えちゃうのだろうけど。
曙湯さんは外観も素敵だし、中も綺麗でありつつ昔ながらの情緒もあって、ゆっくりくつろげるようになっているし、この界隈で人気なのも頷けます。
うーん。近くに引っ越して来たいな。
と後ろ髪を引かれつつも帰路につきました。
ついでに夜の浅草の街をブラブラしてから戻ったので、案の定せっかく温まった体がキンキンに冷えちゃいましたが、新たな発見もあったので結果オーライです。
……というか、これって本当にゲーム開発ブログなんだろうか?
このブログを読んでもゲームの作り方は学べないだろうなぁ。
と、自分でもそう思っちゃいますが、でもまぁ、実際の開発現場ってきっとどこもこんなものなんじゃないかと……
だってゲーム作りは生活ですもの。
さて、今日から2月だし、シナリオをバリバリやらないと、さすがにヤバい!!