第3回「テーマ、何それ美味しいの?」
皆さんこんにちは。レッドの森田です。
レッドの関係者からは文章長いと非難轟々の企画屋ブログ、第三回目をお送りします(コンパクトな文章って難しい)。
「新世界プロジェクト」と銘打ってアドベンチャーゲームを作ると宣言したものの、さて、どうしたものかと途方にくれる日曜の午後。
こういう時はいつものベローチェで「ぼっちミーティング」を決めるに限ります。
外は溶けるような暑さだけど、ここは冷房が効いていてとても快適。
場合によっては寒すぎる時もあるけれど、それはさっさと出て行けということなの?
でも、まぁ、そこはお互いに意地の張り合い。
何にせよいつもお世話になってますベローチェさん。
200円の珈琲で1日粘ってすみません。
で、アドベンチャーゲームを作るわけなのですが。
そういえば、僕って本格的なADVを作ったことってあったっけ?
一応、サクラ大戦というタイトルに立ち上げから参加させてもらっていますが、アレってアドベンチャーゲームというにはいささか特殊なタイトルかな、と思うし……
(一応ドラマチックアドベンチャーと銘打っているわけですから、ADVではあるのだろうけど……)
新しいゲームを考える時に、これらの要素をバラバラに考えるってことはあまりないです。
というか決まる時はほぼ同時に決まります(決まらない時は永遠に決まらないけど)。
で、その取っ掛かりになるのが「モチーフ」選びなわけです。
例えば「大正ロマン」とか「学園でハーレム物」とか「中二系異能バトル」とか、つまり何をやりたいの? っていう核です。
ここさえ決まれば後は決まったような物!
……なハズ!
良く企画の「テーマ」は何ですか?
とか聞かれるんですけど、テーマなんて基本的に後付けですし。
だって、それが面白いと思った事が大事であって、「テーマ? 何それ美味しいの?」ですよ。
エンタメにテーマなんて言われてもねぇ。
正直、面白ければ良いじゃない、と思います。
それにシナリオを書いたら、勝手に何らかのテーマ性は込められたりしちゃうので、そんなのは遊んだ人が自由に感じてくれれば良いかなぁ、と思うわけです。
別に押し付けるものでもないしね。
あと、仕事で作った企画やゲームを「作品」とか言っちゃうのも、正直どうかな? と思います。
会社から給料もらって、お客さんにはお金払ってもらって、それ「商品」だろ?
って思うんですよね。
うーん。
このブログって、ホント自分の首を締めているだけのような気がしてきたなぁ……
一向に話がゲーム開発に進んでいないような気もするし……
なんてドキドキを覚えながら、さて、どんなモチーフにしようかと想いを巡らしつつ、ぼっちミーティングはまだまだ続くのでした。
では、また来週!