第63回「オレオワ1人反省会⑤ ディレクター編」
昨夜はブログを書きながら寝落ちしていたという、まるで反省の色のない森田です。
とはいえ、いつまでも反省ばかりしてられないので、そろそろ反省会も完結編にしようかなと思います。
だって、もう年末だし。このまま反省を続けていたら年越しちゃうし。
ということで今回は全部ひっくるめて、ディレクターとしての森田の反省です。
さて。そもそもディレクターって、ディレクションする人なのですよね。
日本語で言うと監督……なのかな? なんか偉い人みたいですが。
で、実際に様々な作業をしてくれる人たちが「選手」だとしたら、
「監督」としてチーム全体を引っ張って行くのがディレクターのお仕事です。
そんなことは分かってます!
でも、このブログの第34回で「僕はディレクターには向いてない」と
書いたことがあるのですが……まさにその通りで。
どうも僕は選手としてついつい色々な作業をしたくなってしまうというクセがあるようで……
ただ、正直に言わせてもらうと、このオレオワというプロジェクト、
監督だって選手にならないといけないくらいの少数チームだったのも確かです。
バスケだったら選手が4人しかいないのに、監督がベンチにいても試合ができないから
よし、俺も一緒にプレイしちゃうぜ。みたいな、そんな感じでした。
まぁ、そうじゃなくてもやったのだと思うけど……と、あまり反省してないのは、
今回のプロジェクト、とにかく自分でできる部分は、できる限りとことん作り込む、
というのが僕的なテーマでもあったので。
だから、シナリオの加筆や調整だけじゃなく、演出とか画面上の遊びとか、
なるべくそっちも自分でやるぞ、というそもそもの最初の意気込みが間違っていたという……ね。
でも、振り返ってみると、それ森田(つまりディレクター)がやらなくても
良かったんじゃないの? という作業は結構あったかもしれないです。
例えば……
・零時くんのスマホ画面やパソコンの画面とか……
(地味に数がめっちゃ多いし! 文章も書かなきゃだし)
・新世界ゴーグルや新世界で表示される画像や演出とか……
(素材作りと演出をつけるのが同一人物なのは効率的とはいえ)
・シナリオ構成を変えたことで必要になった背景とか……
(しかも1度しか使わなかったりする背景もあるし)
・そもそもイメージを他の人に伝えられなかった一部の背景とか……
(背景リストの発注先→森田って、さすがに自分でもどうかと思う)
・あるシーンで登場する10数枚の一連のイベントCGとか……
(これは、あのシーンのシナリオを書いた時から覚悟してたし!)
・ゲーム全体のUIとか。
(これは、まぁ、まだプロジェクトの序盤だったしね……最後まで引っ張ったけど)
明らかにディレクターの役割の範疇を超えちゃってました。
そうなった原因としては、
・森田が他人に作業を振れない。
・あと、実際に作ってみないと自分でもどう仕上がるか分からない。
・さらに、そもそも計画性がない。
という、毎度おなじみのディレクターとしてはダメダメなことが原因だったりするのですが。
ただ、このやり方にも良い点があるのですよ。きっと!
それは、ある程度、一人の人間が全体の素材や演出を作成することで、
ゲーム全体の統一感とか、世界観や雰囲気がブレない、という利点がある……はず!
きっと……たぶん。
まぁ、おかげでディレクション業務は滞りまくりでしたけど。
そんな森田をフォローしてくれたスタッフのみんな、ありがとう。
でも、なんとかゲームは完成したし、発売もできたし、
自分たちとしてはそれなりにこだわったと言える内容になったはずだし、
結果オーライと言うことで!
(結局、反省しない)
次はもっと上手にディレクターをやります。
うん、きっと……たぶん。
がんばります。……でも、無理かな。
だって、このやり方じゃないと作れない物もあるはずだから。
ということで以上、反省会、終了!
(結論:1人で反省会をしても、反省しないことが判明しました)
で最後に、来週の12月20日に発売される、オレオワのOP/EDテーマ曲のCDのお話。
アサノ、七罪、タチアナ、ユウノも主題歌「World End Heaven」を熱唱する、
ドラマ仕立ての特典ディスクが付いてくるのは「オンライン限定盤」のみなのでお間違え無く!
↓ ↓ ↓
こちらで購入できます!!
http://canime.jp/product/SQCE000000007/
この特典ディスクですが、CDの発売元であるEXIT TUNESさんから、
ヒロインたちが主題歌をカバーするCDを考えているっていうお話を伺って。
「それはすごい!」となったものの……
でも、そもそもそのメンバーが、あの歌を歌う状況ってどんなだろう?
っていうか、アサノが歌うって考えてなかったし……どうしよう!!
となりまして……
特典ディスクなんだから細かいことは気にせず、みんな普通に歌えばいいのかもしれないけど、
それじゃ面白くないし、そもそもオレオワっぽくない!
かくして、ミニドラマ仕立てにして、いろいろな仕掛けも用意して……
という構成とシナリオを作成させていただきました。
もちろん歌う順番にも意味がありますし、オチもあります。
ある意味、アサノの「音痴」をどうするか? ということを主軸に構成されてるという
なかなか贅沢な内容となってます。
ちゃんとオレオワの世界観になっていますので、
オレオワのキャラたちを好きになってくれた人は楽しめると思いますので、
ぜひ買って、聞いてください!!