第41回「アフレコ始まる」
なんと、この地味に進展してないような新世界プロジェクトでしたが、
ついに、とうとう、アフレコが始まりました!
ということはすでにキャストさんが決まっていたりするのですが、今はまだ秘密!
そもそも、キャラクターもまだ紹介できてないですしねぇ。
詳細は近々、なんらかの形でお伝えできるハズ……!
でも、去年の今頃はまだプロットの第1稿を書いていたことを考えると、
まぁ、まずまずのペースで進行しているんじゃないでしょうか(たぶん)。
というか、正直、いろいろと進行が早い!
老体は付いていくのに必死です。
というか、体がついてこない……
が、がんばろう。
で、アフレコですが、今まで色々なプロジェクトで何度もやってきましたが、
いくら経験しても慣れないものですね。
とは言っても、僕が声を出すわけじゃないので、慣れるも慣れないもないのですが……
あの独特の緊張感(といっても現場がピリついてる訳じゃないですよ)。
なんせ、キャラ作りの最終工程となるのがアフレコですからね。
半年、1年(場合によってはそれ以上)かけて作ってきたキャラクターに、
命が吹き込まれる瞬間です。
いくら設定を作っても、凝ったセリフを書いても、最終的にキャラクターのイメージを
完成させるのは声優さんの声。そして演技。
そういう意味では、こちらにとっても一言一言が真剣勝負。
ただ、台本を読んで、演じてもらうだけがアフレコじゃないので、
ほんと、気が抜けません。
今回の件ではないですが、以前、ご一緒した超ベテランの音響監督さんが、
声優さんに対して、
「何十人ってスタッフが、必死になってこのゲームを作っていて、
このキャラクターを生み出して、育ててきて、
それを最後に、良くも悪くもできるのが声優なんだよ」
といってましたが、まさにその通り。
声優さんに「キャラを演じていただく」のではなく、一緒にキャラを実体化させる儀式。
それが僕にとってのアフレコというものです。
だからMPすごい削られます。
さらに、声に出すことで発見されるセリフ的な問題点を、その場で解決して修正したり、
ジャッジしたりといった作業もありますし……
ゲームの収録なので、1キャラずつ録っていくことになりますから、
前後のキャラのセリフのテンションを想像したり、
あるいはすでに録った声を思い出したりして、全体の構成も意識したり。
などなど。
ということで、この戦いはもうしばらく続くことになります。
生き延びよう、俺。
そして、これから一週間ほどの間に、新世界プロジェクトにも大きな動きが……!
詳細はたぶん、次回のブログで語られると……思います!!